
いろはのAGA治療・女性の薄毛治療
当院では、①守り(抜け毛の予防)の治療と②攻め(発毛促進)の治療を組み合わせた男性型脱毛症(AGA)の治療を提案しています。
守り(抜け毛の予防)の治療
- 脱毛の進行予防のためのデュタステリド内服
攻め(発毛促進)の治療
- ミノキシジルによる毛包への血流改善
- ヒーライトⅡ(医療用LED治療)による毛母細胞の活性化及び血流促進
なかでもヒーライトⅡは「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」で推奨度:B(有用性を示す十分な根拠あり)とされる治療で、痛みやダウンタイムもなく安全に発毛促進を期待できるおすすめの治療法ですが、機器が高額なこともあり、大田区でこの治療を受けられるクリニックはあまりありませんでした。
当院では、このヒーライトⅡによる施術をより多くの患者様に実感していただきたいとの想いから、デュタステリド購入やミノキシジル購入の当日に限り2750円(通常5500円)でお得にお受けいただける割引メニューをご用意いたしました。
※AGAの治療は自費診療になります。
AGAの治療をご希望の方はLINEまたはweb予約ページから《美容初診または美容相談のご予約》よりご予約いただきご来院ください。お薬のお渡し等、プライバシーに配慮してご案内いたします。
男性型脱毛症(AGA)とは
AGAとは、男性型脱毛症(androgenetic alopecia)の略称であり、男性ホルモンと遺伝が関連した脱毛症のことを指します。髪が生え始めて抜けるまでの過程(ヘアサイクル)の中で、髪の毛が伸びる成長期が早く終わってしまうことで、通常よりも早く毛が抜けてしまいます。
主に前髪の生え際や頭頂部から薄くなり、進行性であるため放置すると脱毛が広がることがあります。
ヘアサイクルとは
そもそもヘアサイクルとはなんでしょうか。
毛髪にはヘアサイクルという周期、いわば毛の一生と言えるものがあります。通常の毛髪は、成長期→退行期→休止期という期間を経て抜けていき、また新しい毛髪が生える、という流れを繰り返しています。
このうち成長期がもっとも長く、この時期に約2~6年ほどかけて太く長い立派な毛に成長します。
次にその毛を作っていた毛乳頭という細胞が小さくなり毛の成長が停滞していく退行期が2週間ほどあります。
最後に、毛乳頭細胞の活動が停止し毛の成長が止まる休止期が3-4ヶ月ほどあり、その後自然に毛が抜けていきます。
このサイクルは約15~20回繰り返されると毛乳頭細胞は新しい毛を作ることができなくなり、その毛穴からは新しい毛が生えなくなってしまうとされています。
つまり、1回のサイクルが6年であれば、6(年)×15(サイクル)=90年間は新しい毛が生え続けるため、若くして毛髪が薄くなることはありません。

男性型脱毛症(AGA)の原因
AGAではこのヘアサイクルが短くなってしまうため、若くして毛髪が薄くなってしまいます。
AGAは主に「男性ホルモン」と「遺伝」の影響により発症・進行していきますが、なかでも男性ホルモンがヘアサイクルに悪影響を与えることが最大の原因と考えられています。
一般的に男性ホルモンは骨・筋肉の発達を促し,髭や胸毛などの毛を濃くする作用を持ちます。
しかし、前頭部や頭頂部では、5α還元酵素という酵素の働きにより、男性ホルモン(テストステロン)がいわば悪玉男性ホルモンともいえる「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換されることで毛髪に影響を与え、毛髪の成長期を短くし、早期に退行期にさせてしまいます。そして成長期の力強い毛がどんどん減っていくことにより、1本1本の毛髪が細く弱々しくなり、薄毛が進行していきます。
例えるならば、若者から一気におじいさんになってしまった浦島太郎のような状態と考えるとイメージしやすいかもしれません。
このジヒドロテストステロンの作用により成長期が短くなり、1年で1サイクルを消費してしまうようになると、1(年)×20(サイクル)=20年間で毛髪が生えなくなってしまいます。実際にはAGAのヘアサイクルは半年~1年程度とも言われているため、それよりも早く毛髪の寿命を迎えてしまう可能性があります。
症状が進行してサイクルが終わってしまってから改善することは難しいため、すでに症状が出ている方だけでなく、「最近なんとなく気になってきた」「家族にAGAの人がいて心配」という方も、できる限り早めに治療を開始することが大切です。
男性型脱毛症(AGA)の治療法
AGAの治療は悪玉男性ホルモンの影響で ①弱々しくなってしまった毛髪を元気にして毛髪の成長を促すこと、②短くなってしまったヘアサイクルを正常な状態に近づけることが大切です。
当院では、患者様の症状・お悩みに合わせて、デュタステリド内服、ミノキシジル外用/内服、ヒーライトⅡによる治療を組み合わせて行う方法をおすすめしています。
デュタステリド内服
デュタステリドは、もともと前立腺肥大症の治療薬としても厚労省から承認を得ている成分です。
このデュタステリドは2種類ある5α還元酵素の働きを両方ともブロックすることで、悪玉男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)が体内で生成されることを阻害します。
その結果、ヘアサイクルが短くなってしまうことを予防し、AGAの進行を食い止めることができます。
ミノキシジル外用 / 内服
ミノキシジルは血管拡張作用を有し、もともとは高血圧の治療薬として使用されていた成分です。副作用として「多毛」がみられたことからその発毛作用に着目され、現在ではAGA治療薬として使用される薬剤です。
この薬剤は血管拡張作用により毛包への血流を改善し、毛母細胞を活性化させることで、新しい髪の毛の成長を促す作用があります。
ミノキシジルには外用薬と内服薬があり、AGA治療が初めての方には外用薬の使用をおすすめします。
当院ではヴェラルティスというミノキシジル外用剤を取り扱っています。
このヴェラルティスはミノキシジルに加え、様々な発毛促進成分(アデノシン、プロシアニジンB2、プロキャピルなど)が配合された医療機関でのみ購入いただけるミノキシジル配合育毛ローションです。
市販の5%ミノキシジル外用薬に比べ、より高い濃度の7%のミノキシジルが配合されていることが特徴です。(女性用として2%製剤もご用意しています)
さらに積極的な発毛を目指したい方には当院でもミノキシジル内服薬の処方が可能です。しかし、もともと高血圧の内服薬として使用されていた薬剤であったこともあり、副作用など慎重に経過をみながら使用していく必要がありますので、ご希望の方は医師にご相談ください。
ヒーライトⅡ照射
ヒーライトⅡ(医療用LED治療)とは、世界で初めて590nmと830nmの2つの異なる波長を搭載した医療用LED治療器をもちいた治療法です。
これら2波長の連続照射により表皮から皮下組織、筋膜まで光エネルギーを到達させることで肌再生に必要な細胞を活性化し、コラーゲン生成やターンオーバーを促進させます。
頭髪治療においては毛母細胞の活性化及び血流促進により、発毛を促進し、力強い成長期毛の増生を促し、毛周期を整えていく効果が期待できます。
「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」で推奨度:B(有用性を示す十分な根拠あり)として記載される治療法で、痛みやダウンタイムもなく、リラックスして受けられるおすすめの施術です。また、女性も安心して受けることができます。